ラストデイ。

朝から版元の営業さんやバッハの幅さんや、いろんな方が 最後の挨拶に来てくれて、バタバタと。 夕方はかつて一緒に働いていたアルバイトさんたちが たくさん来てくれて、同窓会のように。

お店で働くことの楽しさってなんだろう。 本を発注して、棚に並べ、売れて行くのを見るのが好き。 出版社の方との情報交換。お客様との会話。毎日が変化とハプニングの連続。 あっという間に時間が過ぎていく、ジェットコースターのような日々。 これがね、大変だけどクセになっていくのですよ。 オフィスワークなんて退屈でやってられねーと。

でも、何よりの魅力は、好奇心おう盛な若くて楽しい アルバイトさんたちとたくさん出会えて、彼らと一緒に あーでもない、こーでもないと意見を戦わせながら いいお店を作っていくこと。これが本当に楽しいんだよね。

そんな大好きな職場を自分から離れるなんて、わたし早まったかな、後悔するかな、と今日はずっと考えていた。もう10年以上、この仕事でメシ食ってきたしね。

でも、24時過ぎに家路について、ベッドですやすや寝ている けめ太郎の顔を見たらやっぱり間違っていない、後悔しない、と思った。今はけめ太郎を一番に考えよう。 そして大きくなったらまたお店で働く事だってできる。

ずっと先の将来の夢は おばあちゃん書店員。

来週から新しい部署でがんばります。