春樹、イスラエル文学賞授賞式でのスピーチ。

新聞より引用
イスラエルを訪れることが適当なことかどうか、一方を支持することにならないかと悩んだ」と明かした。そして考えた結果「作家は自分の目で見ていないこと、自分の手で触れていないものは信じることができない。だからわたしは自分で見ることを選んだ。何も言わないよりも、ここへ来て話すことを選んだ」と述べた。

 また人間を壊れやすい卵、制度を壁にたとえ「固い、高い壁があり、それに1個の卵がぶつかって壊れるとき、どんなに壁が正しくても、どんなに卵が間違っていても、わたしは卵の側に立つ。なぜならば、わたしたち1人1人は1個の卵であり、ひとつしか存在しない、壊れやすい殻に入った精神だからだ。わたしたちが立ち向かっているのは高い壁であり、その壁とは制度だ」と語った。

春樹はいちいち趣味がいいうえに、いちいち正しい。春樹にがっかりしたことってあったっけ?

昔青山で春樹と(多分)奥様を見たことがある。春樹はいつもの写真のあの顔(少しブスッとしたあの表情)で歩いていたな。